カテゴリ:ART( 5 )
絵の描けない日々

きょうは和室の壁をさくら色にぬりかえました

家のあちこちを修繕しています。
先日は雨漏りの工事のために左官やさんがきてくれました。
自分の仕事に誇りをもっている職人さんのお話は面白い。
その方のホームページには、自身の仕事についての説明、施工例などが紹介されていてふだん職人さんの仕事の知識のない私も「へ〜、こんなふうに仕上げていくんだ」と感心しきり。
なかでも鏝絵(こてえ)とよばれる装飾の技はすばらしいものでした。

最近ではこの鏝絵、アートとして捉えられてきて、毎年静岡県で全国鏝絵コンクールなるものが催されているんだそう。昔から受け継がれている職人芸術ともいえるこのような日本の文化、今ではなかなか需要も少なくなってしまったようです。
こういうものこそ、ずっと続いていってほしいなぁ。
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by monomonote | 2006-11-15 21:49 | ART
気がつけばロシア

e0045486_2205633.gif知り合いに、車に絵本を乗せて販売する
「移動絵本屋さん」を営んでいる、iさんという方がいます。
私の描いたイラストを見たiさんがこんなことを言いました。「kieさんの絵はロシアの絵本なんかのイメージがある(影響うけてない?)」と。
ロシアといえば、ピロシキとマトリョーシカの国くらいにしか思ってなかった私。
まさか自分の絵の感想に、ロシアという国が出てくるとは思ってもみませんでした。

はじめは「え〜、そっかなぁ?」くらいにかるく受けとめていたけれど、よくよく考えてみると・・・
私の好きな絵本画家、マイ・ミトゥーリチ。ロジャンコフスキー。ユーリィ・バスネツォーフ。後で調べてみたら、みんなロシアの人。
さらに、あまりのかわいさにひとメボレし、映画館で釘付けになった不思議な動物キャラ、「チェブラーシカ」も、ロシア。おなじく人形アニメで最近買ったDVD「ミトン」もロシアのものでした。

好みのものの糸をたぐりよせていったら、自分でも知らないうちにけっこう「ロシア」にたどり着く。自覚のない自分の好みの傾向が発見できて、なんだか妙に楽しい気持ちになりました。
はじめにそのことを指摘してくれた、iさん、ありがとう。「そのとおりでした」♪


☆ロシアの絵本のページ
☆チェブラーシカのサイト
☆ハートシネマ(「ミトン」も紹介されてます)
☆ポスティオ・マルシェ/ロシア・ポーランドの切手
☆ユーリー・ノルシュテインの仕事
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by monomonote | 2006-01-10 11:53 | ART
秋・アートの旅

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先日おとなりの県、長野へ一泊旅行をしてきました。

主に美術館めぐりの旅で、安積野ちひろ美術館(ちひろ絵本原画)→武井武雄イルフ童話館(武雄作品、モーリスセンダック絵本原画など)→諏訪湖・北澤美術館(アールヌーヴォーガラス工芸)と、めぐってきました。どれもすばらしかった・・。



印象的だったのはちひろ美術館。
この美術館はちひろの描いた絵本原画のほか、世界の絵本画家の作品にも出会うことができます。また、絵本の図書室やカフェスペース、ミュージアムショップ、子どものプレイルームまでありました。
美術館を中心にぐるりと広がる広大な公園広場には、チェコの絵本作家パツォスカーのデザインしたオブジェと池があり、子どもたちが楽しそうに遊んでいました。きっと家族連れでくるととても楽しめるんだろうなぁ〜と思いました。

e0045486_1313682.gifちひろは子どもを生涯のテーマとして絵を描いていた人。ちひろの子どもへのあたたかい想いが美術館の作り方にも表されているように感じました。

でもやはり本物は、いい。私の中では、すこしはかなげでさらりとした印象だったちひろの絵が変わりました。深く、温かく、そして強さがありました。
もういちど、絵本よみなおしてみようかな・・。
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by monomonote | 2005-10-27 11:49 | ART
「描くこと」について
e0045486_22552140.gif引き出しの奥からクレヨンを発見しました。いまではすっかり使わなくなってしまった画材。子供の頃は紙とクレヨンがあればどれだけでも遊んでいられました。たいてい紙からはみだして母に叱られたりしながらも夢中で描いていました。


子供の絵って、迷いがないので線がきもちいいんです。感情のおもむくままに、のびのびとした線で描かれた迫力のある絵の前では、ちゃちな技巧や構図に縛られた絵は、なんだか薄っぺらく感じられます。絵から発するエネルギーが違うというか・・。これは技術ではなく心の問題なのだと思います。
人の評価を気にしたり、センスよく見せたいなどと思いながら描いたものは、「それらしく」は見えても「自分らしい」絵にはならないのです。


熊谷守一は私の好きな画家のひとりです。彼は、学生からの「どうしたらいい絵が描けるか」と言う問いに対してこう語っています。「・・と聞かれたとき、私は「自分を生かす自然な絵をかけばいい」と答えてきました。下品な人は下品な絵をかきなさい、ばかなひとはばかな絵をかきなさい、ヘタな人はヘタな絵をかきなさい、と。結局絵などは自分を出して自分を生かすしかないのだと思います。自分にないものをなんとかしようとしても、ろくな事になりません。下手に描けたからといって、消してもやぶいても、下手に描けたという事実は消すことはできないんです。」


そして最も印象深いことば。
「字でも絵でもうまく描こうなんてとんでもないことだ」
ふかいふかいことば。私は描くことにつまづいた時、このことばをなんどもくり返しつぶやいてみるのです。
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by monomonote | 2005-09-23 23:14 | ART
ヤノベケンジキンダガルテン
先週観に行ってきました。「キンダガルテン(幼稚園 e0045486_10541262.gif
・保育所)」と題された、機械彫刻作家、ヤノベケンジ展。全体が巨大な幼児の保育ルームのようにも感じる、ユーモラスな展覧会です。7.5mの歌う巨大こどもロボット「ジャイアント・トらやん」の前ではなぜか自分がちいさな子どもに戻ったような、あたたかい錯覚を感じました。自車を解体して造ったマンモス型木馬「RockingMammoth」。あえて廃棄物を使って「未来を生きるこどものためのもの」を造った作者の想いとはなにか・・。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。10月2日まで愛知県豊田市美術館で開催しています。
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by monomonote | 2005-09-05 11:07 | ART